孝廉の年齢

孝廉年未五十、先試箋奏。初上試之以事、非試之以誦也。
(応劭『漢官儀』上)

漢代の孝廉は、五十歳未満の場合は「皇帝による試験に合格すること」という条件が付いていた。
逆に言うとそれ以上の年齢の場合は免除された。



年長者はそれなりの学識や経験を持っているという理念からなんだろう。

実際には五十歳以上で孝廉になった者は定年直前に管理職になったような引退前の花道みたいな扱いだったのかもしれないが。