五官中郎将についての妄想

http://d.hatena.ne.jp/T_S/20110510/1304953769の続き的なもの。


なんで曹丕は数ある中郎将の中でも「五官中郎将」になったのか。



監視目的なら虎賁中郎将が一番効果的ではあるが、少々露骨である。
さすがの曹操たちも反発が怖かったのかもしれない。


羽林中郎将の持つ騎兵部隊は魅力だったかもしれないが、監視という目的からは離れる。


左・右中郎将は時に外征に出されることもあったようだ。
比較的若い郎が集まっていたようだから当然とも言える。

外征に出されるのでは意味が無い。
曹丕くん、キミちょっと反乱鎮圧に行ってきてくれる?」とか命令されちゃったら、出征中は献帝のやりたい放題になってしまうではないか。


その点、五官中郎将は五十歳以上の郎ばかりというアダルティーな紳士の社交場。
外征に出されるというのはまずないだろう。
つまり、皇帝の元から引き離されることなく安心して宮殿の衛兵を監視できるということだ。