リュウヘイヘイ

典略曰、平原劉子平知(劉)備有武勇、時張純反叛、青州被詔、遣從事將兵討純、過平原、子平薦備於從事、遂與相隨、遇賊於野、備中創陽死、賊去後、故人以車載之、得免。後以軍功、為中山安喜尉。
(『三国志』巻三十二、先主伝注引『典略』)

數有戰功、試守平原令、後領平原相。郡民劉平素輕先主、恥為之下、使客刺之。客不忍刺、語之而去。其得人心如此。
(『三国志』巻三十二、先主伝)

「平原劉子平」と「(平原)郡民劉平」。

厳白虎=厳虎と表記される実例から考えると、「劉子平」と「劉平」が同一人物である可能性は否定できない。



三国志補注』では趙一清が「同じ人なんだか別人なんだか」ってどっちの可能性もあるようなことを言っているし、自分もどっちの可能性もあると思う。



ただ、同一人物の方が話が面白くなる。


最初は劉備を見込んで反乱討伐に推薦した劉平。だが劉備は死んだふりして無様に帰ってきた。劉平の面目丸つぶれ。

その後ちょっと出世した劉備は平原へ赴任する。
そこで再会した劉平、自分の顔に泥を塗った劉備を許さず、ヒットマンを放つのだった。そして・・・。


という妄想。