2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『史記』陳渉世家を読んでみよう:その10

その9(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20180730/1532876846)の続き。

『史記』陳渉世家を読んでみよう:その9

その8(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20180728/1532703882)の続き。

ひとこと

よくよく見てみると、張耳(と陳余)がやってきた事って、あの時代の中でもかなり畜生度高い気がするなあ・・・。 陳勝の事を裏切り、張耳と陳余の間でも信頼を裏切り、自分が立てた趙王を討ち、自分と共に戦った韓信を特に庇いもしない。 生き残りのための…

『史記』陳渉世家を読んでみよう:その8

その7(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20180726/1532531663)の続き。

現在

出張中。今日帰ります。

『史記』陳渉世家を読んでみよう:その7

その6(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20180725/1532444646)の続き。

『史記』陳渉世家を読んでみよう:その6

その5(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20180724/1532358460)の続き。

『史記』陳渉世家を読んでみよう:その5

その4(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20180723/1532271741)の続き。

『史記』陳渉世家を読んでみよう:その4

その3(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20180722/1532187046)の続き。

『史記』陳渉世家を読んでみよう:その3

その2(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20180721/1532099459)の続き。

『史記』陳渉世家を読んでみよう:その2

その1(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20180720/1532012535)の続き。

『史記』陳渉世家を読んでみよう:その1

なんとなく、ふと思い立ったので『史記』陳渉世家を読んでみようと思った。 知っている人は知っている、陳勝さんの伝記である。 でも一気にやるのは疲れるので、少しずつ。

項羽ゴールデンイーグルス

項羽と劉邦がそれぞれ王になって程なく戦争状態に突入したわけだが、その数年間をよくよく見てみると、項羽は例の彭城での大勝などを含めて何度か劉邦に勝ってはいるが、いずれも「侵攻してきた劉邦を食い止めた、追い払った」というものであると言えるだろ…

楚と趙

武臣到邯鄲、自立為趙王、陳餘為大將軍、張耳・召騷為左右丞相。 陳王怒、捕繫武臣等家室、欲誅之。柱國曰「秦未亡而誅趙王將相家屬、此生一秦也。不如因而立之。」 (『史記』巻四十八、陳渉世家) かの陳勝は武臣・陳余・張耳らを趙の地へ派遣して自分の楚…

100年の間に

荊王劉賈者、諸劉、不知其何屬初起時。 (『史記』巻五十一、荊燕世家、荊王劉賈) 荊王劉賈、高帝從父兄也、不知其初起時。 (『漢書』巻三十五、荊王劉賈伝) 劉邦の元にいた荊王劉賈。 彼は劉邦の親族であったと『史記』でも『漢書』でも書かれているが、…

臨江王の動向

項羽と劉邦が争っていた時代、江陵あたりの王だった臨江王共敖は、項羽と劉邦が争っている最中には特に動いた形跡がない(義帝を攻撃した王の一人という位)ように思える。 臨江王は二代目の共尉の時、項羽が滅んでから劉邦に従わず討伐された。 そこから類…

劉邦の対楚戦略について

漢王跳、獨與滕公共車出成皋玉門、北渡河、馳宿脩武。自稱使者、晨馳入張耳・韓信壁而奪之軍。乃使張耳北益收兵趙地、使韓信東撃齊。漢王得韓信軍、則復振。引兵臨河、南饗軍小脩武南、欲復戰。郎中鄭忠乃説止漢王、使高壘深塹、勿與戰。 漢王聽其計、使盧綰…

いつの間にか・・・

7月も15日。そろそろ折り返しなのか・・・。いつの間に? ぼやぼやしているとすぐに1年過ぎてしまうな・・・。

ひとこと

項羽って「四面楚歌」にショック受けてたみたいだけど、元を辿ると楚王(懐王)の命令に背いたのがほかならぬ項羽だし、最終的に義帝(懐王)を殺したのもほかならぬ項羽。 力が衰えたら、そら全力でリベンジするわな。

お見舞い申し上げます

建安十三年の私の行軍で、様々なご批判をいただいております。江南への無理な進軍による疫病発生時に劉備に負けたかのような誤解を与え、不愉快な思いを抱かせたことをお詫び申し上げます。 https://twitter.com/nishy03/status/1016934464826630144

肩のり

我が家の猫はたまに肩に乗って人間を動かして移動する事があるのだが、そういった時は決まって爪が食い込んで痛い。 謎のリス状生物や黄色いネズミなどを肩に乗せて歩いているアニメ主人公がいるが、あれは痛くないのだろうか、と心配になる。 多分カメラの…

項羽の対楚戦略について

かの項羽は、国力では他より大きいと思われる関中(旧秦の直轄領)の王にならず、楚の王(西楚)になったという。 これについて、「故郷に錦を飾る」という意味合いもあったとは思うが、個人的には昨日の記事で指摘したように、「関中の兵・民に色々やらかし…

項羽の関中戦略について

かの項羽は、秦王を殺した後に天下を諸将に分配し、劉邦を漢王とし、秦からの降将章邯らを旧秦の中枢部である関中の王(三秦王)として配した。 しかし、秦から見れば裏切り者であり、しかも項羽による秦兵の大量穴埋めもあって秦人の心を得られなかった章邯…

電子書籍

https://book.dmm.co.jp/detail/b915awnmg00834/ 以前は『快楽天』ほか、現在はジャンプ関係で活躍する宵野コタローさんの、『快楽天』における単行本未収録作品をまとめて電子書籍にしたのだそうだ。 こういう「紙の単行本にはページ数その他の問題で出来な…

寝言

前にも書いたかもしれないが・・・。 来年に改元される予定だそうだが、改元となると色々な方面で色々な支障が出る。 まあ当然である。電算上の各種システムやら、カレンダーやら印刷物やら、何から何まで早急に新たな元号に対応させなければいけないのだか…

信者

徐州黄巾起、以(陶)謙為徐州剌史撃黄巾、破走之。 (『三国志』巻八、陶謙伝) いわゆる「黄巾の乱」は各地で巻き起こったが、その中には徐州も含まれていた。 その後、「青州黄巾」はあの曹操に帰順するまでは青州・兗州近辺をうろうろしていた。 及子(…

ひとりごと

楽しみにしていた漫画が次々と終わっていく・・・。

たとえば

たとえば、三国志の劉備なんかの事を「戦に負けまくっているのに家柄や口先だけで生き残った」みたいに考える人というのも少数にしろいるのではなかろうか。 そう考える事自体は別に構わない*1。 ただ、そうなると、あの名家だろうが皇族だろうが確実に勝ち…

高唐県

華歆字子魚、平原高唐人也。 高唐為齊名都、衣冠無不游行市里。 (『三国志』巻十三、華歆伝) 平原郡(国)高唐県は斉地方有数の都市で、街中に名士が多数いるような土地柄なんだそうだ。 平原郡から中々独特な異能者を複数輩出しているのも、こういった土…

平原郡の奇跡

平原郡(国)から出た人物、管輅や襄楷は奇跡とも思える予知能力を発揮した。 平原を一時期統治した劉備は奇跡とも思える生存能力を持っていた。 平原を一時期領地とした魏の明帝曹叡こと烈祖様は父と母が出会って10か月経たずに出生するという奇跡の申し…