2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

曹氏と何氏

何晏七歳、明惠若神、魏武奇愛之。因晏在宮内、欲以為子。晏乃畫地令方、自處其中。人問其故?答曰「何氏之廬也」魏武知之、即遣還 (『世説新語』夙惠第十二) 魏の何晏さんは子供の頃から大変聡明だった。あまりの聡明さに、何晏の母を側室としていた曹操…

落雷

夏侯太初嘗倚柱作書。時大雨、霹靂破所倚柱、衣服焦然、神色無變、書亦如故。賓客左右皆跌蕩不得住。 (『世説新語』雅量第六) 魏の夏侯玄が柱によりかかって書を作っていた時に雷雨が起こり、雷がよりかかっている柱に落ちて柱は破壊され彼の衣服も焦げ臭…

人魚

九月、葬始皇酈山。始皇初即位、穿治酈山、及并天下、天下徒送詣七十餘萬人、穿三泉、下銅而致椁、宮觀百官奇器珍怪徙臧滿之。令匠作機弩矢、有所穿近者輒射之。以水銀為百川江河大海、機相灌輸、上具天文、下具地理。以人魚膏為燭、度不滅者久之。 【注】 …

買う漫画

『FSS リブート』7巻。3月10日発売予定。 最初の予定からは1月遅れているが、正直この程度の遅れはFSSファン的には遅れた内に入らないと思う。内容的には6話「マジェスティックスタンド」編の連載中断までが載る模様。つまりこれでリブートも連…

孔丘先生の未来への警告

先日、孔丘先生の予言について取り上げたところ、はてなスター、コメント、トラックバックをいただいた。どうやら孔丘先生が本物の予言者であったということについては一定の理解が得られたものと判断して良さそうだ。 そこで今回は先生のお言葉からもう一つ…

ちんご

韋仲将と魏disの話の続き・・・と昨夜は思ってましたが予定変更。内容については昨日のコメント欄を参照してください。 (甄)悳及(郭)建倶為鎮護將軍、皆封列侯、並掌宿衛。 (『三国志』巻五、明元郭皇后伝) 「鎮護将軍」とはなんだろうか。そんな将軍…

楷書を学ぶということ

韋仲將能書。魏明帝起殿、欲安榜、使仲將登梯題之。既下、頭鬢皓然、因敕兒孫「勿復學書」 (『世説新語』巧芸) 魏の韋誕は韋端の子、韋康(馬超にヌッ殺された涼州刺史)の弟。 そしてこの時代ではかなり知られた能書家であり、楷書の名手だった。宮殿の高…

男塾名物『苦悶死鬼』

公文氏、衛有公文要。 (応劭『風俗通』佚文) 古代中国には公文氏という姓があった。 この公文氏の末裔が考案し広めた勉強法が世に言う「公文式」であることは言うまでもない(出典:民明書房)。

昔読んだ本

「アメリカ海兵隊―非営利型組織の自己革新」。 初版の年で見るともはや少々古くなってしまった感のある新書だが、私が結構影響を受けた気がしないでもないので紹介してみる。

裏子張篇

『論語』裏子張篇とは何か。

調子悪い2

今日も調子悪い。頭痛くなてきた。

調子悪い1

体調悪い。ウィダーインゼリー吸ったから寝る。

NO MORE

http://ja.wikipedia.org/wiki/NO_MORE_%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%B3%A5%E6%A3%92 映画館で本編上映前に流れる「NO MORE 映画泥棒」のCMは、上記によれば2015年まで使われる予定だそうだ。 あとそのCM内に出てくる唯一のまともな人間である女性は…

子張篇

昨日の記事書いた後につまらないことを思いついたので書いておく。

孔丘先生の予言詩

孔子こと孔丘先生の言行録『論語』。 しかしその内容は多岐にわたり、中には先生ご本人のお言葉とも思えないほど見苦しいものもあったり、先生の食生活についての内容まである。 だが、もしかすると『論語』は単なる言行録ではないかもしれない。雑多な内容…

孫晧時代の流言

漢晉春秋曰、先是、呉有説讖著曰「呉之敗、兵起南裔、亡呉者公孫也。」(孫)晧聞之、文武職位至于卒伍有姓公孫者、皆徙於廣州、不令停江邊。及聞(郭)馬反、大懼曰「此天亡也。」 (『三国志』巻四十八、孫晧伝注引『漢晋春秋』) 三国時代というかもう魏…

厳蔲と陳矯

廣陵劉穎與(嚴)蔲有舊、穎精學家巷、權聞徴之、以疾不就。其弟略為零陵太守、卒官、穎往赴喪、權知其詐病、急驛收録。蔲亦馳語穎、使還謝權。權怒廢蔲、而穎得免罪。 (『三国志』巻五十三、厳蔲伝) 呉の厳蔲の友人、広陵の人劉穎。彼は孫権が召し出した…

或るゼリイストの呟きその7

EMIAL「120%オレンジゼリー」(安曇野食品工房)。これは濃厚で確かに120%だ。本当に果汁だけで作りました感バリバリ。小さい割に高いがそれも納得。ただ人によっては大満足みかんみたいな方が好きかもね。俺はどっちもイケるけど。 マルハニチロ「今日のく…

孫秀と開府

伏波將軍孫秀以亡國支庶、府望不顯、中華人士恥為掾屬、以(陶)侃寒宦、召為舍人。 (『晋書』巻六十六、陶侃伝) 呉が平定された後の晋王朝。 それまで驃騎将軍という高位だった呉の亡命皇族孫秀は伏波将軍となっていたが、特に開府を許されていた(『三国…

漫画の日

何でも昨日は手塚治虫先生の命日ということで「漫画の日」なんだそうだ。というわけでそれにちなんだ記事。

王戎△

年六七歳、於宣武場觀戲、猛獸在檻中虓吼震地、衆皆奔走、(王)戎獨立不動、神色自若。 (『晋書』巻四十三、王戎伝) 魏明帝於宣武場上斷虎爪牙、縱百姓觀之。王戎七歳、亦往看。虎承輭攀欄而吼、其聲震地、觀者無不辟易顛仆。戎湛然不動、了無恐色。 (『…

漢の高祖宣言!

小庾在荊州、公朝大會、問諸僚佐曰「我欲為漢高・魏武何如?」一坐莫答、長史江虨曰「願明公為桓・文之事、不願作漢高・魏武也」 (『世説新語』規箴第十) 小庾とは東晋の庾亮の弟の庾翼のこと。死んだ兄に代わって荊州に駐屯した。 彼は幕僚に向かい「俺、…

孫秀と痴話喧嘩

孫秀降晉、晉武帝厚存寵之、妻以姨妹蒯氏、室家甚篤。妻嘗妒、乃罵秀為「貉子」。秀大不平、遂不復入。蒯氏大自悔責、請救於帝。時大赦、羣臣咸見。既出、帝獨留秀、從容謂曰「天下曠蕩、蒯夫人可得從其例不?」秀免冠而謝、遂為夫婦如初。 (『世説新語』惑…

『三国志』には載らない人物(載ってる人もいる)

有問秀才「呉舊姓何如?」答曰:「呉府君聖王之老成、明時之俊乂。朱永長理物之至徳、清選之高望。嚴仲弼九皋之鳴鶴、空谷之白駒。顧彦先八音之琴瑟、五色之龍章。張威伯歳寒之茂松、幽夜之逸光。陸士衡・士龍鴻鵠之裴回、懸鼓之待槌。凡此諸君、以洪筆為鉏…

名人張公子

余於他戲弄之事少所喜、唯彈棊略盡其巧、少為之賦。昔京師先工有馬合郷侯・東方安世・ 張公子、常恨不得與彼數子者對。 (『三国志』巻二、文帝紀注引『典論』自叙) 「俺って娯楽はあんまやらなかったけど、弾棋だけはハマったね。昔は弾棋をテーマに賦作っ…

買った漫画

大島永遠『まんがかぞく』2巻。完結。 一家全員漫画家という環境だからこそ出来た実録風漫画だと思うが、それだけにずっと続くようなものでもないかもしれない。残念だけど。 色々な事情はあるだろうからあまり言う気は無いが、「相方」についてほぼ言及が…

出張中

解放奴隷

奴婢欲自贖、錢千萬、免為庶人。 (衛宏『漢官旧儀』) 漢代、奴婢が自分で身柄を買い受けて奴婢身分から解放されるためには1,000万銭を必要としたという。 ただこの文は官奴婢の説明の一節なので、1,000万銭なのは官奴婢だけかもしれない。

光武帝の大抜擢

光武時有以疑獄見廷尉曹史張禹、所問輒對、處當詳理。於是冊免廷尉、以禹代之、雖越次而授、亦足以窅其臣節也。 (応劭『漢官儀』) 光武帝は判断に困る裁判について廷尉の配下の役人、曹史張禹なる者の説明を受けた。 その張禹の説明や質問への回答が立て板…