2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

さかのぼり前漢情勢22

アクセス数順調に減少中のhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100228/1267282868の続き。 後元の前の元号は征和。この四年間の間にはいくつも大事件が起こっている。

さかのぼり前漢情勢21

楽しみにしてる人とかいるんだかいないんだかhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100226/1267110114の続き。 物凄く長い武帝の治世を元号ごとに分けて解説してみる。 まず、武帝最後の元号である後元。

メメクラゲ

すごくどうでもいい上に本当に今さらなんだけど、手塚治虫の恐怖コミックス『ブラック・ジャック』の第一話タイトル「医者はどこだ!」ってつげ義春のパロディだね。読み返してて気がついた。 http://blog.livedoor.jp/agraphlog-asamegraph/temp/doujinf003…

さかのぼり前漢情勢20

もうちょっとだけ続くんじゃhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100224/1266937337の続き。 霍光たちは、武帝から幼い昭帝を託され、側近から一気に大司馬大将軍領尚書事という漢の頂点へと引き上げられた。

ユトナ戦記

以前紹介した『なげやり』。 よくよく読んでみたら、連載時や講談社版にあった「うずら農家MEN」がなくなってるじゃないか。 で、http://d.hatena.ne.jp/EXAPON/20100209/p1を見てみると、今回、任天堂のゲームが収録されていないことに気づく。 ああ、そ…

さかのぼり前漢情勢19

このシリーズを載せても載せなくてもヒット数は変わらないhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100222/1266765048の続き。 さて、霍光時代の宰相である丞相はどうだったのか。

それ

且朕自沛公以誅暴逆、遂有天下、其以沛為朕湯沐邑、復其民、世世無有所與。 【注】 集解風俗通義曰「漢書注、沛人語初發聲皆言『其』。其者、楚言也。高祖始登位、教令言『其』、後以為常耳。 (『史記』高祖本紀) 漢の皇帝の詔では、命令文は「其」から始…

さかのぼり前漢情勢18

もう最初の頃の話を忘れてるhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100221/1266718011の続き。 漢の昭帝は武帝の末子であり、八歳にしていきなり皇帝の座に就いた。 もちろん自分で政務を執ることなどできない。

さかのぼり前漢情勢17

どこまで行ったら区切りがつくのかhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100220/1266639542の続き。 放蕩者劉病已こと宣帝を皇帝に選んだのは当時の大臣達、特に大司馬大将軍領尚書事の霍光であった。彼は武帝死後からずっとこの地位に就き、年若き昭帝の摂政として…

さかのぼり前漢情勢16

どこで終わらせるか迷い始めてるhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100218/1266422925の続き。 漢の宣帝は賞罰を使いこなした独裁君主であり、同時に庶民感覚を備えていた。それゆえに明君たりえた。 このハイブリッドが彼の出生以来の激動の人生に由来することを…

てなもんや

http://www.asahi.com/showbiz/news_entertainment/OSK201002180059.htmlあああ・・・主水が・・・ 急なので正直ショックだ。物心ついた頃には既に中村主水の人だったので、クラッカーとかのことは知らない。 けれど、有名人の訃報を聞いてこんなに悲しくな…

さかのぼり前漢情勢15

忘れた頃にやってくるhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100216/1266246067の続き。 さて、宣帝の独裁権力と宦官重用はどこから来たのか。

許史張金

諫大夫鄭昌愍傷𥶡饒忠直憂國、以言事不當意而為文吏所詆挫、上書頌𥶡饒曰「臣聞山有猛獸、藜藿為之不采。國有忠臣、姦邪為之不起。司隸校尉𥶡饒居不求安、食不求飽、進有憂國之心、退有死節之義、上無許・史之屬、下無金・張之託、職在司察、直道而行、多仇…

さかのぼり前漢情勢14

こっそりとhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100215/1266160354の続き。 漢の宣帝は、大臣を獄に下したり処刑することが少なくなかった。 武帝も多かったが、密度で言えば彼にも匹敵するかもしれない。

さかのぼり前漢情勢13

誰も見ていないとしてもhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100214/1266138273の続き。 漢の宣帝の政治姿勢は、以下の二点に集約されるだろう。 一つは地方における「循吏」の重用。 もう一つは、恩賞や抜擢というアメと刑罰というムチによる臣下の統御。 宣帝は単…

プリンセス ネコ

http://www.sengoku-roman.com/福島中心だからだろうけど福島市飯坂ゆかりの猫御前がプッシュされてるのが新鮮。

さかのぼり前漢情勢12

私はまだ飽きてないhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100212/1265901736の続き。 さて、元帝の父がみんなご存知宣帝である。宣帝のうそ臭いくらいやんごとない出自やら激動の青年期やら中興の祖という評価やらは後回しにして、まずは宣帝期末期の大事件について。

呪いの数字五十七

あの孔丘先生の末裔は呪われていたのかもしれない。

怪奇現象

いつもろくに閲覧者のいない当ブログですが、何故か今日の22:30頃から爆発的にヒット数が増加。そのほとんどが「魏延最後の言葉」などの検索結果からhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20091111/1257868653へ飛んできてる。 一体なにがあったんでしょうか?知ってる…

さかのぼり前漢情勢11

みんなもう読んでないかもしれないhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100211/1265863446の続き。 元帝は音楽や宴会が好きだったが、儒学も好きだった。

王莽の母

太后憐弟曼蚤死、獨不封、曼寡婦渠供養東宮、子莽幼孤不及等比、常以為語。平阿侯譚・成都侯商及在位多稱莽者。久之、上復下詔追封曼為新都哀侯、而子莽嗣爵為新都侯。 (『漢書』元后伝) 王莽の母を「渠」と言ったらしい。 姓なのか名なのか微妙なところで…

さかのぼり前漢情勢10

そろそろみんな飽きてきたかもしれないhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100211/1265815377の続き。 元帝の時代を通じて実権を握っていた宦官の石顕。 彼は元帝の即位以来何度か失脚の危機に遭いながらも、それを退けてきた。

さかのぼり前漢情勢9

いつまで続けるか自分でも決めてないhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100210/1265728449の続き。 さて、成帝の父である元帝が死去して成帝が即位した時点で、国政を壟断していた人物がいた。

クィーンズ

http://broadband.biglobe.ne.jp/vstore/contents_series.do?SC_ContentsMetaID=8048「クィーンズ ―長安、後宮の乱―」だそうな。 視聴してないので各話あらすじを読んだだけなんだが、どうやら王政君つまり元后が主人公らしい。 石顕とか出てくるドラマなん…

さかのぼり前漢情勢8

今日も適当な感じでhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100209/1265643739の続き。 成帝の時代は反乱や天災の時代だった。 その前半期を事実上統治したのが成帝の伯父である王鳳であった。

さかのぼり前漢情勢7

広く知られることもなくhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100208/1265555340の続き。 成帝、哀帝の時代に「漢マジヤバイ」の風潮があったようだ、と述べてきた。 しかし具体的にどれくらいゲロマズだったのか。

さかのぼり前漢情勢6

月曜日に負けずに頑張ろうと奮起しつつhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100207/1265472208の続き。 前回、丞相翟方進が外戚の王氏叩きを進めたと書いた。 王氏といえば王莽の出身一族である。王氏が成帝の外戚として実権を握って王莽に至った・・・なんて思いが…

さかのぼり前漢情勢5

静かにhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100206/1265429215の続き。 では三公制度導入を主導したと思われる丞相翟方進とは何者か。 方進知能有餘、兼通文法吏事、以儒雅緣飭法律、號為通明相、天子甚器重之、奏事亡不當意、內求人主微指以固其位。・・・(中略)…

最近買った漫画

『なげやり』。 これがまた日の目をみて本当に良かった。 「パンツアフロ」「うずら農家MEN」「キー坊ドマニア」などの素晴らしいゲーム紹介漫画。 「快楽天」で年1回くらい出没するこんちき先生と全く同じ絵柄の山田秀樹先生。 その関係やいかに。(白々し…

さかのぼり前漢情勢4

外は雪景色だがhttp://d.hatena.ne.jp/T_S/20100206/1265385758の続き。 哀帝の頃の朝廷に「漢マジヤバイ」という空気があった、哀帝や王莽はそれに対応すべく改革路線を取った、と前回述べた。これは哀帝になってから始まった事ではなく、それ以前からの懸…